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 たゆることのない硝煙の香りがする風の中で
 浅い眠りから目覚めることにも慣れてしまった

 瓦礫だらけの街に横たわる亡き骸に流す涙が
ススけた頬にまたひとつ線を引く

 もたざる者しかいない通りに集まる物乞い達は
 いつのまにか引き金を引くことを覚えてしまった

 恵みの糧を与えることを諦めてしまった太陽は
 西の地平に隠れたまま もう昇らない

  知りうる神の名前をすべて…
  呼びつくし それでも命絶たれた人達よ
  今じゃお空の上から まだ争うわたし達を見て笑ってますか?

 この目の前に横たわる土色の流れを渡り切れば
 銃声でとばされた鼓膜にも唄が戻る気がする
 流れ落ちていく同胞達の亡き骸をつたってでも
 たどり着きたい向こう岸がかすんでいく

 幾重もの鉄条網で造られた国境の向こうから
 やりきれないうめき声 銃を構える音が聞こえる

 スコープの中で私に照準を合わしたあなたに
 せめてその手をふるわすなと願ってみる

  神に伝えて輪廻の時が
  来たとて 生まれるのがまたわたしなら
  一度だけ生きて土に返して
  目元よく似た子供たちの傍らで

  知りうる神の名前をすべて…
  呼びつくし それでも命絶たれた人達よ
  今じゃお空の上から まだ争うわたし達を見て笑ってますか?

                  by eye-kugenuma-



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