あたしにはチーズケーキ あなたにはシブーストが
そしてコーヒーのおかわりを尋き ウエイトレスがキッチンへ戻る
「タバコ吸えてもかまいません」と…めずらしくあなたが選んだ 店の中では一番奥の席
「急に呼び出たりしてゴメン…ちょっと近くで仕事があったからさ〜」と
「めずらしいこともあるもんね?」と ほかに用もなくて…
あとは帰るつもりだけだった あたしがこたえる
仕事帰りの黒いブリーフケースから あなたが取り出し
照れくさそうにテーブルに置く ちいさなちいさなプレゼント
「今日〜誕生日だったよネ!?」なんて あたしのために来てくれたんだ…ウソつきね…「仕事だったよ」だなんて
あの日照れていえなかったけど ホンとにすごくすごく嬉しかった
だから次にあなたに逢うときには チョッピリ苦手な…
胸元のあいた服…着ていったんだ よく見えたでしょ?プレゼント 
あれから何度もきた誕生日 そのたびちょっと気が重くなる…
仕方ないよね!女ですから…歳をとるのはイヤなもんです
だけどあなたがあの時くれたプレゼントとあたたかいキモチ
あたしの大事なHappyBirthday!!

あたしの大事なHappyBirthday!!


                             by eye-kugenuma-  2005.8


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