eye-kugenuma-


 なにをするのでもなく またひとつ歳をとる
 誰もいないのにも慣れたフリをして君と生まれた日を思い出す

 初めて君がくれた日の雨の音を覚えている
 記念日の意味がひとつ増えて ふたりはあの日にまた生まれた

  同じ歩幅で同じ坂をのぼり
  何度も抱きしめた君の中に 海が揺れていたんだ

   月夜の波間で揺れている小船の様な君が
   静かに夜明けを待つ港になりたかった

 ひとりで過ごす一秒を  噛みしめて歳をくう
 ふたりで過ごした時の一秒も  同じ速さだったはずなのに

 最後に君がくれた日の 風の色を覚えている
 記念日の意味がひとつ増えて  ふたりはあの日にまた生まれた

  同じ気持ちで同じ道をまよい
  何度も確かめた君の中に  海がみえていたんだ

   月夜の波間で揺れている小船の様な君が
   静かに夜明けを待つ港になりたかった

   月夜の波間で揺れている小船の様な君が
   静かに夜明けを待つ港になりたかった
   港になりたかった



eye.のオリジナルです。
こんなことあったな〜なんて感じてもらえる唄があったらいいな〜なんて思ってます。
オリジナルの著作権は、私eye-kugenuma-にあります。ご注意ください。
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