eye-kugenuma-


追い越しも追い越されもせず 行列は続いていく
改札に吸われ 駆け上りホーム 押し込まれしがみつけ吊り革

   目にとめたくなる風景なんて なにもなくなった窓の外
   目を背けたくなる記事ばかりの
   うまく折りたたまれた朝刊に頬をたたかれて

    結局 目を閉じてしまう僕は 今日も日常の何千分の一になって
    身動きも心動きも取れずに ただ電車に揺られている

駆け出せも身をまかせもせず  行列は流れていく
扉に拒まれ 吐き出されホーム  途方にくれ しゃがみ込んだベンチ

   やさしくなれる誰かなんて  誰もいなくなった真夜中に
   明日にも残らない記事ばかりの
   風にとばされていく東スポに軽くだまされて

    結局 目を閉じてしまう僕は  今日も日常の何千分の一になれず
    身動きも心動きも取れずに  もう電車に置いていかれてる

    夜風も愛想つかしている

    だれにもおやすみもいえないでいる



eye.のオリジナルです。
こんなことあったな〜なんて感じてもらえる唄があったらいいな〜なんて思ってます。
オリジナルの著作権は、私eye-kugenuma-にあります。ご注意ください。
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